〜夕食の「金目鯛の煮付け」が人を黙らせる理由〜
皆さまこんにちは、いなとり荘のタンタンです。
今日は、冬のいなとり荘のすべてを語るうえで決して避けて通れない存在――
そう、夕食の「金目鯛の煮付け」 について本気で語らせてください。
人を黙らせる料理、金目鯛。
会話もを止まらない、にぎやかな夕食会場。
しかし、あるタイミングを境に空気が一変します。
金目鯛の煮付けがテーブルに置かれた瞬間です。
・家族の会話が消える
・子どもですらスプーンを持つ手を止める
・カップルは見つめ合うのをやめる
・友達グループは笑い声が“無音”に
なぜなのか——。
理由はとてもシンプル。
美味しさに集中したいから。
人間は本当に美味しいものを前にすると、
言葉は邪魔になります。
黄金の照りと匂いが、人を“プロの食通”に変える
金目鯛の煮付けはただの料理ではなく、
五感を完全に引きずり込むイベント です。
まず視覚。
器に盛られた金目鯛がライトを浴び、表面の照りが黄金の輝きを放ちます。
どの角度から見ても写真映え。

そして香り。
甘すぎず濃すぎず、気品のあるタレの香りがふわっと漂い、
まるで
「今すぐ箸を入れてくれていいよ」
と言っているかのよう。
この時点で脳内はすでに半分溶けています。
最初の一口で、すべての時間がスローになる
金目鯛の煮付けを口に入れると、
そこからは説明不能。
・ほろっとほどける身
・脂の甘み
・タレと金目鯛の旨味が混ざり合う瞬間
その0.5秒で人間の思考は止まり、
世界がスローモーションになります。
実際、こんな現象がよく起きます↓
一口食べた後の沈黙時間ランキング
1位:満面の笑顔で黙る(人間的に一番正しい)
2位:涙が出そうな顔で黙る(人生の味)
3位:ちょっと笑いながら黙る(理解が追いついてない)
4位:無表情で黙る(本気すぎて感情が消えた)

金目鯛を食べ慣れているお客様は、
最後にご飯を少しだけタレに合わせます。
さらに強者は
「タレにほんの少し金目鯛の身を落として混ぜる」
このコンボを決めます。
これは危険です。
美味しくて止まらなくなるから。
スタッフは見て見ぬふりをします。
それは反則的に幸せな時間だから。
それがそう、こちらいなとり荘飯

これを目当てに来るお客様が本当に多いのです(ありがたい・・・!)

金目鯛色に何度も塗り直した茶碗が今日もお客様を待っている・・・

旅の思い出の中心に“金目鯛”が来る
チェックアウト時、お客様からよくいただく感想↓
温泉も景色も素晴らしかった。でも金目鯛が一番忘れられない
帰ってからも味の記憶が消えません
最初の一口の瞬間、人生でトップ3に入りました
ときには、
「次の予約も金目鯛を食べるために決めました」
という方もいるほど。
私達のアンケートにも毎日何枚もそのお声が。
いなとり荘へ来る目的は
① 金目鯛からの → 絶景
②絶景からの→金目鯛のパターンがほとんどなのはいなとり荘あるあるです。

冬のいなとり荘の魅力は数えきれませんが、
そのメインにいるのは間違いなく 金目鯛の煮付け。
美味しさに集中しすぎて言葉が出なくなる、
あの沈黙の瞬間こそ、
いなとり荘の冬の本当の楽しみです
(わかる、うんわかる←スタッフ山中の横からの声)
「冬の思い出に残る主役は誰?」
と聞かれたら、答えはこう。
それは金目鯛だっ。
皆さまの舌と心を黙らせる準備はできています。
ご来館をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
金目だいすき いなとり荘 タンタン
